日本の大学に関する内容紹介や実力分析は、「知の拠点」の案内としては、主観的に過ぎ、意図的な思惑や思い込み、根拠のないイメージが一人歩きしてはいないでしょうか。
こんな疑問から、あくまで客観的なデータをもとに、新たな視点から、東北大学の真の姿を探る努力をしたい…。「数字に見る東北大学」とは、財団法人東北大学研究教育振興財団(2010年3月解散)の広報誌において誕生、いまに続く「長期連載コラム」です。全国の高校の進学指導教諭や大学関係者から、従来の大学紹介や案内には見られにくい真率な切り口の広報企画と評判になりました。いまでは、大学紹介の同種企画の「元祖(?)」的な存在と言われます。
以上の評価が、果たして妥当なものか。まず、実際にお読みいただき、ご判断ください。