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職員の声
教育・研究支援系技術電子回路・測定・実験群/工学部・工学研究科
渡辺 壮
(2014年4月採用)
現在、担当している仕事について教えてください。
研究教育活動を円滑に遂行するための支援業務として、クリーンルーム(ほこり等が少ないきれいな空間)等施設の維持管理、共用装置の技術指導及び保守管理、微細加工に関わる装置の改善などを主に行っています。この業務は、学生や研究者に対し直接技術指導することが多く、装置の使用方法や薬品の取り扱いなど安全には特に気を配ることはもちろん、専門技術を理解してもらうために密なコミュニケーションを図ることが重要であると考えており、それを日々心掛けながら仕事に励んでいます。
この他にも、学部3年生対象の機械工作実習にて微細加工に関する実習、オープンキャンパス支援、所属部署の研修運営や広報に携わるなど担当する施設の支援に限らず幅広い業務を行っています。
本学職員を志望した決め手は何でしたか?
私は、地元東北で広く社会に貢献できる仕事をしたいという考えのもとで就職活動を行っていました。そこでたどり着いたのが、地域の教育や産業の発展の根幹を担っている大学の中で、国内に留まらず新技術の開発、研究や教育をリードしている東北大学でした。自分もその東北大学で研究活動を支える一員として社会に貢献しつつ、最先端の科学技術や知識に溢れた環境の中に身を置くことで、自分の力を向上させながら刺激に満ちた仕事ができるのではという期待もあり志望しました。
この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか?
私の担当は、学生や教員はもちろん共同研究を行っている民間企業の方、留学生や外国人研究者など多種多様な方に利用されている共用施設に関することです。多様なバックグラウンドを持つ方々と共に仕事をすることで知らない世界の知識や考え方を知ることができる面白い環境です。 また、オープンキャンパスでは多くの技術職員が様々な形で支援を行っております。オープンキャンパスの時期が来ると、私は大学に展示されているクラシックカーの整備を行い、当日はエンジン始動や展示説明を実施しています。これも技術職員の仕事なのか!?と思えるような意外な業務にも携わることができるのもこの仕事の魅力だと思います。
仕事のやりがいについて教えてください。
学生や研究者への技術支援を通じて、大学の研究を支えているという実感もありますが、それ以上に将来社会にはばたく学生らに教育面で携われることに特にやりがいを感じています。微細加工装置について、学生から既存の条件では目的の加工形状が得られないと相談されたことがありました。私が条件調査等全てやってしまうことも可能ですが、先々のことを考えると学生のためにはなりません。そこで、多少時間は要するものの二人三脚で条件調査を行うこととしました。試行錯誤の末、希望に沿った加工形状が得られた学生の喜んだ顔を見ることができたとき、この仕事に就いてよかったと実感しました。
現在、就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。
自分という人間はどんな人間なのかじっくりと自問自答を繰り返した上であなたの個性をアピールして下さい。自分に正直になって面接官に考えを伝えてください。ここで変に自分をかっこよく見せるとどこかでボロが出てしまいます。正直に答えて落ちてしまっても気にする必要はありません。単純にその会社と自分の相性が悪かっただけで、運良くその会社に入ることができたとしてもなんらかのギャップが生じていたかもしれません。つらい思いをせずに済んでよかったと考えるようにしましょう。就職活動は一瞬です。自分のベストを尽くせるよう頑張ってください。