職員の声

教育・研究支援系技術加工・開発群/多元物質科学研究所
佐野 修幸
(2015年4月採用)

現在、担当している仕事について教えてください。

 私の所属している機械工場では、研究者からの要求に応じた実験装置の設計・製作をはじめ実験に必要な器具や部品等の加工、既存の装置の改良などを主な業務としています。他にも「機械製図講習会」と「機械工作講習会」を学生教育の一環として開催しています。私が担当している業務は、旋盤やフライス盤などの汎用機械を用いての機械加工を中心に装置の組み立てや仕上げ、溶接作業など加工全般の作業を行っています。また、講習会の講師についても担当しています。

本学職員を志望した決め手は何でしたか?

 技術職員としてものづくりの作業全般に携わることが出来ると思ったからです。前職の製造業では市販品の量産が主な業務だったため、決められた機械と工程でしか作業を行えず、ほとんど同じ作業の繰り返しの日々でした。一方本学の業務では、研究者から依頼される製品のほとんどは市販品には無いオリジナルのものを要求されます。そのため作業毎に段取りや作業を一から自分で考えて実践する必要があります。こういった自分が主体となって業務を行えるということに魅力を感じ志望しました。


この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか?

 ある教員からの依頼を私が担当し加工を行ったところ、以前の市販の製品を用いて実験を行っていたころに比べ安定したデータを得られるようになったので、今後加工を依頼をするときもまたお願いしたいと言われました。以降その教員からの依頼は私が担当することになりました。私を頼りにして頂けることを嬉しく思いましたし、自分の技術に自信が持てるようになりました。

仕事のやりがいについて教えてください。

 製作していた装置が完成して要求通りの機能を満たせたときにやりがいを感じます。一つ一つの部品だけでは機能は果たせませんが、様々な部品を加工したり組み合わせを行うことによって段々と形作られていく様子はとても充足感を感じます。これはものづくりの経験がある方には理解してもらえるのではないでしょうか。

現在、就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。

 就職活動をしていく際に得意なことが発揮できる、さらに伸ばしていける職場に巡り合えるよう自分自身が得意としていることが何なのかをしっかり認識しておくことが大事だと思います。 一筋縄ではいかないことが多いと思いますが、根気強く臨んでもらえればと思います。

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