職員の声

事 務農学部・農学研究科教務係
髙橋 佑輔
(2014年4月採用)

現在、担当している仕事について教えてください。

 私は採用以来3つの部署に所属してきましたが、いずれも「教務」系の係です。教務係は、学生と直接やりとりする大学の窓口という感じです。学生の履修、卒業・修了、入試、生活相談、オープンキャンパス、留学、証明書発行、奨学金、授業料免除、教育職員免許状関係、インターンシップ等々…、このように教務係では多種多様な業務を行っていますが、そのほとんどが学生に直結するものといえます。
 私が現在担当している主な業務は、外国人留学生関係(受入や奨学金等)、海外への留学、日本学生支援機構奨学金、教育職員免許状関係、非正規生関係です。いずれの業務も学生の今と将来に結びついた重要なものなので、責任感を持って業務を行っています。

本学職員を志望した決め手は何でしたか?

 地元である仙台で誰かを助け支えられるような仕事をしたいと思ったからです。もともと公務員を志望していましたが、ある時友人と話す中で東北地区国立大学法人等職員採用試験のことを知りました。正直に言うと、それまで「大学職員」という職業の存在を知らなかったのですが、よくよく考えてみると大学の窓口で対応をしてくれる人たちがそうなんだなと思い至りました。ノルマがあって成果が求められるような仕事よりも、どちらかというと裏方でも誰かのサポートができるような仕事をしたいなと思っていました。自分が大学生活を特に問題なく過ごすことができたのは、大学職員の見える形、あるいは見えない形でのサポートがあったからなのだと気づき、それに感謝するとともに、自分もそういう風に誰かを支えたいと思い、母校である東北大学で働きたいと考えるようになりました。


この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか?

 学生から感謝された時には、力になれて良かったなと思います。以前在籍していた係でのことですが、英語対応のできる職員の方が退職してしまい、当時は私を含め係として留学生への英語対応がほとんどできず、彼らを失望させたり怒らせたりということがありました。それ以来、その場で言いたかったのに言えなかった単語や言い回しをメモしては調べというのを繰り返しながら経験を積むにつれ、次第に英語での窓口対応ができるようになりました。そして、以前怒らせてしまった留学生が学位記授与式の後に窓口に来て、「あなたはいつも私のことを親切に助けてくれた、本当にありがとう」と言ってくれたことが本当に嬉しかったです。

仕事のやりがいについて教えてください。

 やりがいとは少し違うかもしれませんが、学生からの相談に対してアドバイスや提案をして、それが学生の悩みや問題の解決に繋がる一つの助けになればと思って学生対応をしています。学生一人一人が違う人間で、同じ説明をしても上手く伝わったり伝わらなかったりするので、柔軟性を持って対応することが求められますが、個人的にはそこが学生対応のおもしろいところだと思っています。中には問題がよく分からないまま漠然とした質問を投げかけてくる学生もいますが、それを解きほぐして適切な対応を探し出していくのもおもしろさの一つだと思います。

現在、就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。

 抽象的になってしまいますが、借りてきた言葉じゃなくて、自分の言葉で話して伝えることが大事だと思います。就活本には志望理由や自己アピール等の多くの「例」が掲載されていて、それらは説明の枠組みや展開という点で重要なものですが、それを踏まえて自分自身のことを自分の言葉で正直に話さないと、特に面接では想いや熱意は伝わらないと思います。
 あとは就職活動についてのアドバイスではないですが、大学生の時間は本当に貴重なものなので、楽しい学生生活を過ごしてほしいなと思います。

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