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職員の声
教育研究系技術歯学研究科技術部
現在、担当している仕事は?
歯学研究科の共通機器管理を担当しています。
歯学研究科技術部 知識麻友子
現在、担当している仕事について、面白さや喜びを簡単に伝えてください。
教職員・学生の皆さんが研究室の枠を超えて共通で利用する機器の管理を行っています。具体的には利用登録や予約の受付、操作講習、トラブル対応などで、利用者が快適に機器を使えるようサポートしています。歯学研究科ではこれまで機器毎に担当教員が異なり、共通機器を一括管理する部署はありませんでした。担当教員の負担を軽減するとともに、共通機器に関する窓口を統一するため、本年(2016年)度から技術部が新設されました。その機器に合わせた運用方法や利用ルールを考える必要があり、他部局の共通機器管理室や各機器の担当の先生方と相談しながら、徐々に管理体制作りを進めています。日々悩むことの連続ですが、新しい体制の立ち上げを任されることは非常にやりがいがあり、面白味を感じています。また、様々な機器を取り扱うため、歯学研究科の研究に幅広く関わることができるのも魅力と感じています。
この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか?
採用から3ヶ月を過ぎたころ、最初に任された解析装置について、使用経験のない先生方への操作説明を依頼されました。装置の仕組みや解析原理を学ぶと同時に、初見でも使いやすいよう写真なども交えた独自の操作マニュアルを作成し、説明に臨みました。その結果、講習は順調に進み、先生方から「分かりやすかった」「操作法がよく理解できた」との感想を頂き、非常に嬉しく感じました。また、利用者の研究の幅を広げることができたこと、直に研究のサポートができたことが実感でき、とても励みになりました。
現在、担当している仕事について、教えてください。
歯学研究科には共通機器用のスペースが20室あり、そこには100台近い機器が設置されています。現在、これらの機器の管理・運用体制をひとつひとつ整備しています。共通機器として公平性を保ちつつ稼働率を向上させること、メンテナンスを充実させてトラブルを減らすこと、ハードやソフトの更新により性能を改善させること、機器により抱える課題は様々です。こうした課題やユーザーニーズと向き合い、多くの方が利用しやすい環境作りを目指しています。技術職員はほとんど異動が無いため、はじめに配属された部局に長期的に関わることになります。自身のキャリアプランを考えながら専門的な技術や資格を増やし、より多くの成果を生み出すサポートしていきたいと考えています。
本学職員を志望した決め手は何でしたか?
故郷である仙台で、東北の研究発展に貢献できる仕事がしたいという強い思いから東北大学を選びました。以前は他県で体外用診断薬メーカーの研究員に就いていました。非常にやりがいのある仕事と感じていましたが、東日本大震災を経験し、それまでに培った経験を地元である宮城、そして東北のために役立てたいと考えるようになりました。研究員時代に参加した学会等で東北大学の先生方の講演や発表を聞き、東北の研究を牽引するのは東北大学であると感じていましたので、その中でより良い研究のサポートがしたいと思い、転職を決めました。
就職してから現在までのキャリアについて教えてください。
体外診断用医薬品メーカーの研究員(5年間)
本学医学系研究科の技術補佐員(1年間)
現職(今年で1年目)
現在、就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。
大抵の場合、採用の合否は優劣ではなく求める人物像に合うかどうかで決まると思います。自分に合った企業と出会うためにも、自分の性格や適性を整理して正直に試験へ臨んでもらえればと思います。