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インタビュー

清野 智(せいの さとし)
2006年夏発行号(第4号)掲載 東日本旅客鉄道株式会社代表取締役社長 清野 智(せいの さとし)

安全・安定輸送に徹し、安心してお客さまにお乗りいただく。


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JR東日本は、本州の東半分、つまり東京から青森までのエリアを担当している会社です。2005年度の当社の営業収益は、連結ベースで約2兆6千億円です。
 具体的な仕事ですが、まず“鉄道事業”。一番わかりやすいところでは、新幹線に代表される都市間輸送。それから、東京近辺・仙台近辺におけるいわゆる“コミューターサービス”を行っています。 もうひとつの大きな柱が“生活サービス事業”。仙台で例えるとエスパルやホテルメトロポリタン仙台、キヨスクなどがこれに含まれます。
 そして、第三の柱が“Suica”。鉄道はもとより、電子マネー機能を持っており、NEWDAYSやエスパルでもご利用いただけます。
 JR東日本は、これら3つの事業を当社の中核に据え、多彩なサービスを提供する会社です。とはいえ、一番基本的なことは、「安全・安定輸送に徹し、安心してお客さまにお乗りいただく」、これが何より主たる業務です。

大学時代の思い出

生まれも育ちも仙台なので、中学、高校、大学を通して共通する友人も少なからずいました。彼らとの一番の思い出と言えば、友人宅で議論したり酒を飲んだりしたことでしょうか。
 大学時代は、1、2年を過ごす教養部が川内にありました。そこに、もともと米軍の兵舎だったカマボコ型の建物が点在していて、それが教室でした。 我々は“カマボコ”と呼んでいて、寒い時などその中でストーブを焚いて授業を受けていました。
 3、4年になると、私は法学部でしたから片平に移りました。大きな階段教室で講義を受けたり小さな教室でゼミをやったり、一番町に出て議論したり酒を飲んだり・・・・、そういう思い出が多いですね。だから「お前、学生時代、何を勉強したんだ?」と聞かれますと・・・・(笑)。
 私は大学と同じくらいに仙台という街がものすごく好きで、あのような雰囲気の中で高校時代・大学時代を過ごせた事は自分の人格形成にとって本当によかったと思っています。

東北大学同窓生に一言

JR東日本では、大学卒の採用者を、当社ではポテンシャル採用と呼んでおりますが、事務系・技術系を合わせて毎年200~250人程、採用しています。私個人の印象ではありますが、東北大学の出身者には幹部候補となるべき精鋭が多いと感じています。当社がもっともっと面白く魅力のあるものになる必要がありますが、東北大学の方にもどんどん当社の門をたたいて欲しいと思います。

東北大学の方々はどちらかというと地味ですね。私の時代も地味でしたが・・・・(笑)。しかし最近は、こういった取材であったり、海外に事務所を作ったりと、アグレッシブになりつつあるようですね。優秀な学生、優秀な研究者の方々が揃っているのですから、更なる自己PRで世間の注目を集めれば、企業との共同研究が進むきっかけになると思います。是非勉強し議論して、将来、東北のみならず日本全体を背負っていく人材を輩出して欲しいと思います。





東北大学総務企画部広報課校友係
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