令和3年度 東北大学基金「感謝のつどい」を開催しました

東北大学基金では12月9日(木)、災害科学国際研究所にて、功績賞以上を受賞された寄附者の皆さまをお招きし、東北大学基金感謝のつどいを開催しました。今回は初めてオンライン併催で開催し、会場には54名、オンラインで52名の計106名の方にご参加頂きました。

第一部では初めに功労賞贈呈式が行われ、昨年度功労賞以上を受賞された方々へ大野総長より賞状と記念プレートが贈呈されました。 引き続き、東北大学基金運営委員長の佐々木理事より、東北大学基金の活動や昨年度の収支などについての報告が行われました。その後、コロナ禍での本学の学生支援の取組について、滝澤理事より報告が行われました。第一部の最後には、12/9より開始された、学生チャレンジクラウドファンディング「ともに・プログラム」に採択された8つのプロジェクトについて、学生たちがクラウドファンディングに挑戦する熱い思いを発表しました。

会場の様子

贈呈式の様子

第二部では、まず大野総長より「震災10年を経て、本学が目指すもの」と題し、本学のグリーン未来社会実現に向けた取組や、会場となった青葉山新キャンパスを中心に展開するサイエンスパークや次世代放射光施設、また仙台市と協働して取り組むスーパーシティ構想などについて、講演が行われました。
その後、今回の特別講演として、災害科学国際研究所の蝦名裕一准教授より「歴史が導く災害科学の新展開」と題し、1611年に発生した慶長津波、また1773年から気仙郡で発生した疫病について、国内外の様々な文献を紐解くことにより見えてきた新たな実態や当時の人々・自治体の対応などについて、講演が行われました。

会場ではこのほか、蝦名准教授の講演内容に関する資料や災害科学国際研究所の研究についての展示も行われ、普段はあまり直接見ることのできない貴重な資料などをご覧頂く良い機会となりました。

東北大学基金では、皆さまからのご厚意を東北大学の人材育成、教育研究活動の推進のために活用して参ります。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

蝦名准教授の講演内容に関する資料展示の様子

特別講演を行った蝦名准教授

【お問い合わせ先】

東北大学基金事務局 

TEL:022-217-5058

E-mail:kikin*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)


                
           

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