遺言書を作成し、遺産の一部またはすべてを特定の個人や団体などに無償で贈与することを「遺贈」といいます。遺贈により、相続人以外にも財産を遺すことが可能です。東北大学「遺贈・寄附サポートセンター」では、社会貢献や母校の発展等のために遺産を寄附したいというあたたかいご意思を、東北大学の将来へ活用させていただくお手伝いをいたします。
東北大学基金に遺贈またはご寄附いただいた財産には相続税が課税されません。ご本人様のご意思を尊重するのはもちろん、残されたご遺族にもご負担をかけず、安心してお気持ちを遺すことができます。
遺贈・寄附の方法
1.遺言によるご寄附
遺言書を作成し、直接東北大学へご寄附頂く方法です。遺言書を残すことでご自身のご寄附の意向を伝えることが可能です。
遺言によるご寄附の手順
①まずは東北大学基金へご相談ください
遺言書を作成される前にまずは東北大学基金事務局「遺贈・寄附サポートセンター」までご相談ください。
専属の相談員がお話をお伺いしながら、さまざまな支援にかかる活動内容、過去の遺贈によるご寄附の事例などをご紹介いたします。
また、ご意思を確実に本学の様々な事業に活かしていくための注意点についてご説明いたします。
【相談窓口】
専用フリーダイヤル
0120-279-514(つなぐ・ご意思)
受付時間:平日9:00~17:00(12:00~13:00除く)
②遺言執行者をお決めください
遺言書を具体的に実現する「遺言執行者」をお決めください。
遺言執行者には、弁護士、司法書士、行政書士、信託銀行などの専門家をご指定いただくことをお勧めしております。
※「遺言執行者」とは・・・
「遺言執行者」とは、遺贈のご意思を滞りなく実現させるために必要な手続きなどを行う人の事です。遺産の引渡しや登録の手続きを行うときに、法律や財務、不動産登記などの知識が求められることがあるため、遺言執行者には上記専門家を指定することが多いようです。
③遺言書を作成
専門家とご相談いただき、「公正証書遺言」をご作成ください。
※「公正証書遺言」とは・・・
公証役場で証人の立ち合いのもと作成される遺言書のこと。
「自筆証書遺言」など公正証書遺言以外の形式で遺言書を作成することをご希望される場合は、作成手続きが異なりますので、「東北大学基金事務局 遺贈・寄附サポートセンター」まで別途ご相談ください。 また、詳細については遺贈パンフレットでもご紹介しております。
④遺言書作成後のご連絡
遺言書を作成された後は、遺贈先を東北大学に指定した旨をお知らせください。
なお、お知らせいただきました方には、東北大学基金より各種お知らせをご案内いたします。
<各種お知らせのご案内について>
ご要望に応じて、東北大学基金より発行しております刊行物や各年度ごとの「活動報告書」(年1回発行)など、本基金を活かした事業や活動に関する最新情報を送付いたします。
⑤ご逝去後:遺言書の執行
(1) 遺言執行者へご逝去をお知らせいただきます
遺言執行者にご逝去のお知らせをいただくことで、遺言の執行が開始されます。
(2) 遺言書の開示
遺言執行者が東北大学基金に対して、遺言執行者に就任した通知とともに遺言書の写しを送ります。
(3) 遺言執行と財産の引渡し
遺言が執行され、ご寄附いただく財産をお引渡しいただきます。お預かりした貴重なご寄附は、本学の教育研究に役立てられます。
遺贈の活用例
学内保育所の開所:星の子保育園(平成30年4月 開所)
寄附者様からのご意思に基づき、病院事業所内保育所を開所いたしました。 |
2.信託を活用した遺贈・ご寄附 “ プランド・ギビング※ ”
信託商品を介した形で簡単・便利に計画的な寄附・遺贈を行う方法があります。
現在、東北大学への寄附・遺贈が可能な信託の仕組みとしては、医療支援をテーマに5年間にわたる計画的な寄附が可能になる「医療支援寄付信託」と、遺言書を作成せずに、万一の際、財産の一部を簡便に寄附することが可能な「遺言代用寄付信託」の2つのタイプがあります。
いずれも、信託財産の元本は保証され、「医療支援寄付信託」は毎年利息を受け取りつつ寄附金控除を受けることができます。「遺言代用寄付信託」については、利息は信託金に組み込まれ、ご遺族は相続税の控除を受けることができます。
東北大学では、三井住友信託銀行および七十七銀行を窓口にお申込みいただけます。
※ここでは、信託を活用した計画的なご寄附や遺贈全般を指します。
医療支援寄付信託のしくみ
「医療支援寄付信託」の詳細については下記からご確認ください。
▷「医療支援寄付信託」のご案内(三井住友信託銀行)
遺言代用寄付信託のしくみ
「遺言代用寄付信託」の詳細については下記からご確認ください。
▷「遺言代用寄付信託」のご案内(三井住友信託銀行)
▷「遺言代用寄付信託」のご案内(七十七銀行)
3.相続財産からのご寄附
近年、故人から相続した財産の一部をご寄附いただくご相談が増えています。
ご寄附いただくことで、本学に対して故人が抱いていた生前の思いを実現し、ご家族で共有していただくことができます。
一般的な相続手続きとご寄附の流れ
相続開始(0日) | ご逝去 | ご逝去と共に相続が開始します。 |
7日以内 | 死亡届の提出 | - |
3ヶ月以内 | 相続の放棄・限定承認 (相続人の確定) |
相続人が相続放棄または限定承認をする場合は、3か月以内に家庭裁判所へ申述 |
4ヶ月以内 | 準確定申告 | 個人が一定の収入要件を満たしている場合、亡くなった年の1月1日から死亡した日までの所得について相続人が個人に代わって確定申告をします。 |
4ヶ月~7ヶ月以内 | 遺産分割 | 不動産の所有権移転登記や預貯金・動産等の名義変更等の諸手続、遺産分割協議等を行います。遺産分割協議の中で東北大学への相続財産のご寄附について話し合われる方が多いようです。 |
10ヶ月以内 | 相続税の申告・納付 | 10ヶ月以内に東北大学に相続財産をご寄付いただき、当基金が発行する領収書を添付して相続税の申告をしていただきますと、ご寄附いただいた財産に相続税が課税されません。 |
相談窓口
東北大学基金への遺贈や、相続財産からのご寄附をお考えの方に向けた相談窓口を開設しております。
1.お電話でのご相談、または2.WEBでのご相談 をご用意しております。
東北大学ではご寄附がどのように使われているのか、自分の意思に沿った形での使途に使われるのかや、専門家を交えてのご相談など、皆様のご質問やご要望に合わせ、ご紹介させて頂きます。
1.お電話でのご相談
東北大学基金事務局「遺贈・寄附サポートセンター」までご相談ください。
専属の相談員がお話をお伺いしながら、さまざまな支援にかかる活動内容、過去の遺贈によるご寄附の事例などをご紹介いたします。
また、ご意思を確実に本学の様々な事業に活かしていくための注意点についてご説明いたします。
【相談窓口】
専用フリーダイヤル
0120-279-514(つなぐ・ご意思)
受付時間:平日9:00~17:00(12:00~13:00除く)
2.WEBでのご相談
東北大学基金への遺贈や、相続財産からのご寄附等をお考えの方に向けたオンライン上での無料の相談窓口を開設しております。
Web会議ツール「Zoom」などを活用し、信託銀行の専門家と一緒に、遺言の書き方や相続、資産管理の基本などについてご相談をお受けいたします。
また、東北大学ではご寄附がどのように使われているのか、自分の意思に沿った形での使途に使われるのか、また現在の大学の様子や同窓会の情報など、皆様のご質問やご要望、また手続き等についてもご紹介させて頂きます。
お一人おひとりのご都合に合わせたご案内が可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
お申込み詳細について
【お申込みの流れ】 【お申込み方法】 申込フォーム: https://forms.gle/VC2H3mrxgizydghT8 |
■ご注意点■
〇オンライン相談にはZoom社の「Zoom」というというWeb会議ツールを使用致します。ご相談者様ご自身にて、パソコンやスマートフォンなどの端末、また、インターネット接続環境のご準備等が必要となりますので、予めご了承ください。
〇「Zoom」ご利用のためのインターネット接続料金、通信料金はご相談者様のご負担となります。1時間の接続で約300MB~400MBの通信料が見込まれます。Wi-Fi環境でのご利用を推奨いたします。
お役立ち情報
1.相続・遺言などに関するパンフレット
東北大学基金では、遺贈の具体的なお手続き等が分かる下記パンフレットをご用意しております。
2.相続・遺言などに関するセミナー動画
東北大学基金と提携を結んでいる信託銀行が公開している相続や遺言に関するセミナー動画をご覧いただけます。
三菱UFJ信託銀行提供
(掲載元)
三菱UFJ信託銀行「相続のいろは」サイト
三井住友信託銀行提供
オンラインセミナー一覧はこちらから
三井住友信託銀行オンラインセミナーページ
(エントリーフォームからのご予約が必要です。)
3.相続・遺言セミナーのご紹介
遺贈寄附サポートセンター主催による相続・遺言セミナーのほか、専門家による個別相談会を定期的に開催しています。
相続・遺言セミナーの様子
各回の様子は下記をクリックするとご覧いただけます。※次回の開催については決まり次第本HPにてお知らせいたします。