2021年度"COVID-19"学生への経済支援

東北大学基金では、今年度も昨年度同様、新型コロナウイルス感染症の影響により経済的支援が必要となった学生たちのため、支援プロジェクトを開始いたしました。

いま学生たちは、オンライン授業への適応やアルバイトの制限など、心身ともに大変な状況下に置かれていますが、このような厳しい状況下においても、学生一人ひとりが安全、安心に学業に専念でき、持てる力と意欲を十分に発揮し、前向きな学生生活を送ることができるよう、学生一人ひとりが安全安心に学業に専念できるよう今後も様々な形でサポートして参ります。ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
※各項目はタブをクリックするとご覧いただけます※

1.多様な経済支援

(1) ピアサポーター制度※1

(2) エキスパートTA制度※2

(3) 博士後期課程学生を対象とする給付型奨学金

2.学修・学生生活支援

(1) 学生一人ひとりへの細やかな相談対応(アドバイザー教員・学生ピアサポーター配置)

(2) 専門家によるオンライン相談対応

(3) 授業受講支援用パソコンの貸出

(4) 学内コロナ対策情報のLINE配信

(5) 低価格帯の朝食提供サービス

3.課外活動支援

(1) 課外活動のオンライン活動支援

(2) 課外活動団体に対するFD※3開催

※1ピアサポーター制度:在学生が新入生の大学生活を支援する制度(オンラインによる学習・生活支援全般)
※2エキスパートTA:オンライン授業を推進するエキスパートティーチングアシスタントの略
※3 FD:Faculty Development の略。教員研修を指す。

青字が今年度の東北大学基金からの主な支援となります。

<全学学生アンケート>

新型コロナウイルス感染症の拡大により、あなたの生活全般には影響が生じていますか。

令和2年度 東北大学学生生活調査アンケート

令和2年度 東北大学学生生活調査アンケートより抜粋

<新型コロナウイルス感染症流行下における東北大学学生のメンタルヘルス実態に関する調査>

経済状況の変化 (有効回答数=3,482)

新型コロナウイルス感染症流行下における東北大学学生のメンタルヘルス実態に関する調査

学生の経済状況の悪化の要因

①仕送り

学生の経済状況の悪化の要因:仕送り状況

②アルバイト

学生の経済状況の悪化の要因:アルバイト状況

在学生17,477名のうち、3,799名が回答
(調査期間:2021年3月24日~4月14日)

どの課程の学生においても、約半数の学生の生活に影響が出ている状況です。本学では学生それぞれの状況に応じた支援を提供できるよう、多面的な支援を継続的に行ってまいります。

"COVID-19"「学生への緊急経済支援」基金からの活用報告(2020年度)

東北大学基金では、新型コロナウイルス感染症の影響により経済的支援が必要となった学生たちのため、緊急経済支援のご寄附を募り、ご賛同いただきました皆さまより多くのご支援を賜りました。誠にありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の影響は非常に大きく、長期化も予想されています。東北大学では基金も活用しながら、学生一人ひとりが安全安心に学業に専念できるよう今後も様々な形でサポートして参ります。引き続きのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

2020年度(2020年4月30日~2021年3月31日まで)の皆様からのご支援総数等は下記となっております。

<2020年度のご支援>

ご支援件数:1,729

ご支援総額:91,299,862

経済困窮学生への奨学金の支援(修学支援基金)

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための自宅待機、アルバイト自粛等による影響から、経済困窮に直面した学生への緊急経済支援として奨学金の支援を目的とする「修学支援基金」内により2020年4月30日から支援プロジェクトを開始いたしました。
多くの皆さまからのあたたかいご支援により、東北大学基金を活用し学生たちへの経済支援を早急に行うことができました。
※東北大学基金からの支援について詳細はグラフをご覧ください。

また、2020年度(2020年4月30日~2021年3月31日まで)の皆様からのご支援総数等は下記となっております。

ご支援件数:1,017

ご支援総額:70,158,000

緊急給付型奨学金グラフ

皆様から頂きましたご支援については、本学独自の緊急給付型奨学金として学生たちに2020年5月20日から順次支給致しました。
心より感謝申し上げます。
今後も学生が安心して日常生活を送ることができるよう、必要に応じて東北大学基金を活用した学生への支援を検討しておりますので、引き続き皆さまからのあたたかいご支援をお願いいたします。

 ※本学の「修学支援基金」は、確定申告の際に寄附者様において、所得税控除または税額控除のいずれか一方を選択いただけます。詳しくはこちら

全学生を対象とした環境整備や課外活動等の支援(一般基金)

経済困窮学生への支援を目的とする「修学支援基金」だけでなく、全学生を対象とする「一般基金」でも2020年4月30日よりご支援を受け付け、こちらも多くの皆さまからのご支援をいただいております。

2020年度(2020年4月30日~2021年3月31日まで)の皆様からのご支援総数等は下記となっております。

ご支援件数:121

ご支援総額:4,977,000

一般基金でのご支援はオンライン授業参加のための環境整備支援や、新型コロナウイルスの影響で制限されていた学生たちの課外活動等の支援として活用する予定です。

どんな状況にあっても積極的に、さまざまなことにチャレンジする学生たちへのご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

"COVID-19"特別研究プロジェクトの支援

東北大学は、本学の総力を挙げて対/後新型コロナウイルス研究に貢献するため、特別プロジェクトを立ち上げました。下記の7本の柱をたて、本学の総合力を結集し新型コロナウイルス対応の研究開発プロジェクトを進めております。

事業内容

① ウイルス検出と分析
タンパク質、ゲノム、抗原等、感染症診断技術の開発
② 予防および治療法開発
治療薬、予防薬、ワクチン、治療機器を含む
③ アウトブレイク対応
緊急レスポンス、流行の初期および蔓延期対応、感染経路・クラスター対策などを含む
④ 社会システム・デザイン
収束期対応、平時の新興・再興感染症対策、社会的行動変容、精神・心理的ケアなどを含む
⑤ デジタル・コミュニケーション
可視化、サイエンスコミュニケーションを含む
⑥ 基礎・臨床・疫学研究
ウイルス複製・病原性、ウイルス感染・重症肺炎病態、感染免疫、感染疫学などを含む
⑦ 国際協力
WHO、CDC等の国際感染症対策、安全保障問題、バイオテロ対策などを含む

Co-Pro7イメージ図

2020年度(2020年4月30日~2021年3月31日まで)の皆様からのご支援総数等は下記となっております。

ご支援件数:591

ご支援総額:16,164,862

各支援プロジェクト詳細についてはこちらからご確認いただけます

その他

2020年度のコロナ支援は、ご寄附に合わせて学生たちへの応援メッセージなども多数お寄せいただきました。
また、支援を頂いた学生からの感謝の声もまとめております。

※詳細は下記バナーをクリックしていただくとご確認いただけます。


1.個人の方

WEBからのお申込み(①クレジットカード決済②銀行振込③コンビニ決済)又は郵便振替でのお申込みよりお選びいただけます。

(1)WEBからのお申込み(①クレジットカード決済②銀行振込③コンビニ決済)をご希望の方

専用申込みフォームよりお申し込みいただき、お手続きをお願いいたします。

※コンビニ決済によるご支援は上限が5万円までです。ご注意ください。

WEBからの申込み

(1)郵便振替でのお申込みをご希望の方

振込用紙の郵送をご希望の場合は下記の申込ボタンよりお申し込みください。

申込みフォームにご入力いただいたご住所に、振込に必要な書類を送付いたします。

2.法人・団体の方

お申込書をお送りいたしますので、東北大学基金事務局までご連絡ください

【東北大学基金事務局】 E-mail:kikin*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東北大学基金事務局では、テレワークを組み合わせた交代制による勤務を実施しております。
当面の間は、お電話でのお問い合わせをいただきましても、応答することが難しい状況となっておりますのでお問い合わせは上記事務局メールアドレスをご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。


学生からの感謝の声(2020年度)

2020年度に皆様から頂きましたご寄附により支援いただいた学生たちからの感謝の声の一部をご紹介いたします。

                                       
1.経済学部1年
寄付をしてくださった方々のおかげで収入がない期間、食に困ることなく生活することができました。大変感謝しております。自分も将来、このご恩を将来世代に返せるような人間になりたいと心から思いました。
2.歯学部6年
今回コロナウイルスの影響で実習先の東北大学病院からアルバイトの自粛を通達され、アルバイトの自粛を余儀なくされ学費をどうやって賄おうか苦慮しておりました。 皆さまのご支援のおかげで無事に学費の一部をおさめることができました。 本当にありがとうございました。
3.工学部2年
今回生活に困窮した私たち学生にこのような支援をしていただき本当にありがとうございました。皆様の期待にお応えできるよう、これからも学生としての本文をわきまえながら、勉強に励んでいきたいと思います。
4.理学部2年
国の対応が遅く不明瞭なものが多い中、大学独自の早急な学生支援には大変感謝しております。学生だけでなく先生方や事務の方々など皆様大変な状況にも関わらず、支援していただきありがとうございました。今後の学生生活頑張っていきます。
5.歯学部6年
とても助かりました。ありがとうございました。いつか自分もこのような事態がまた起きたときに支援できる側になりたいと強く感じました。
6.工学部1年
この度はご寄付していただいたことにとても感謝しております。アルバイトによる収入がなく不安な状況にあったため、今回の給付金により生活はもちろんのこと、精神面でも非常に支えになりました。
7.経済学部2年
アルバイトが3月~5月下旬にかけて0になってしまい、3ヶ月分の収入が0だったので、貴重な3万円でした。アルバイトの収入はもともと少なかったのですが、それでも大きな存在だったので、この給付金は大切に食費に充てさせていただきました。本当にありがとうございました。
8.教育学部2年
寄付金であることを初めて知りました。自分も寄付ができるように社会に貢献するべく、学びたいと思います。ありがとうございます。
9.工学部2年
私は様々な方からの社会貢献の恩恵を受けて生活を送れているということが実感できました。ありがとうございます。社会貢献をいつか還元できるよう、頑張りたいです。
10.工学部1年
皆様のご寄付のおかげで現在でも問題なく学習に励むことができます。現在自分が学習をすることができるのは当たり前のことではないことを決して忘れず、自分の将来のことだけでなく、日本や世界の未来のために日々精進を続けていこうと思います。本当にありがとうございました。
11.法学部4年
皆様のご寄付により、救われました。ありがとうございました。
12.理学部4年
飲食系アルバイトをしていたため、休業により収入がなく、生活が苦しくなりそうでしたが、休業期間中に給付金をいただいたおかげでなんとか乗り切ることができました。 ありがとうございました。
13.医学部2年
コロナウイルスの影響でアルバイトが困難になっていたため、大変助かりました。ありがとうございました。
14.農学部2年
私たちが勉学に励むことができるのもこの給付金のおかげです。支援してくださる方たちに感謝の気持ちを持ちながら勉学に励んでいこうと思います。このたびはありがとうございました。
15.文学部4年
コロナ禍でアルバイトが出来ませんでしたが、ご支援を頂いたおかげで、不安少なく生活できました。本当にありがとうございました。
16.薬学部2年
バイトを何ヶ月も休むことになり、両親も一時休業や出勤数減少等で仕送りも難しかったため、給付金をいただけて助かりました。ありがとうございました。
17.歯学部5年
給付型奨学金は生活費のみならず学業上の必要な費用にも充てることができ、非常に役立っております。国立大学の授業料が私立大学と比較して安い理由に、国民の税金が代わりの授業料として充てられていることが存在すると日々の講義で常々聞いております。そうした国全体の期待に応えられるような人物になるべきとも教わりました。奨学金においても同様であると私は考えております。私に期待してくれる方々がいらっしゃるという事実を受け止め、後に国へ何らかの形で恩返しができるような人材として成長していきたいと考えております。
18.工学部4年
こうした情勢下で支援して頂いたことに対して、大変感謝しております。日本の大学生にとってアルバイトができなくなるということは予想以上の財政的不安定を生むのだということを実感しました。また、真摯に対応して頂いた事務の方々にもお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
19.文学研究科2年
私はもともと経済的にかなり厳しい状況で就学していたので、この度のウイルス流行による打撃は致命的な問題でした。 しかし、皆様のご支援により救われ、どうにか現在も生活を続けられております。 不安定な社会情勢の中、手を差し伸べてくださりました皆様に、心より感謝申し上げます。
20.工学研究科1年
学業継続への不安が解消される一つの要因となりました。今後も研究、学業に真摯に取り組んで参ります。大変ありがとうございました。
21.経済学研究科1年
コロナウイルスの感染拡大の影響により、アルバイトが休止となってしまい、貯金を切り崩して食費に充てていました。直接誰かに相談できる機会もなく、仕方ないとあきらめていた折、このような支援のお話を頂き、すぐに申し込みました。それから間もなく支援金を受け取り、現在も大切に使っております。学生でアルバイトができないという状況は苦しいものですが、このような支援を頂けたことを非常に嬉しく感じると同時に、皆さまの温かいお心遣いに大変感謝しております。ありがとうございました。
22.理学研究科2年
みなさまのご支援のおかげで、このような状況下でも学問に取り組むことができていることを、本当に感謝いたします。新型コロナウィルスを原因とする健康上の心配、さらには金銭的な不安を感じる日々を4月から5月にかけて過ごしていました。大学がリモートの講義になり、接触を控えることで自分自身や自分と関わる社会の人たちに対する、健康上の心配は軽減しましたが、金銭的な不安は日々募っておりました。食費や家賃などの費用はどれだけ節約しても一定額は支払うことになります。デリバリーサービスなどの需要がある仕事のアルバイトをすれば賄うことは可能だとも考えましたが、それには様々な準備が必要となり、むしろ負担になるところもありました。この時点で大学を通じてご支援を頂けるというお知らせを頂き、精神的に非常に救われる思いでした。今、実際にご支援を頂き、学問に集中して取り組めていることをここにご報告させていただきますとともに、感謝の気持ちを表したいと強く思います。本当にありがとうございました。
23.工学研究科3年
I would like to send a big thank you to all the donors, 先生方 and management team, who has been working tirelessly, directly or indirectly, just to ensure that all the affected students are well taken care of amid the COVID-2019 pandemic. Your donation and effort have been a huge help not only for me but for every single student who has been greatly affected by the pandemic. As a foreign student, your generous help has opened my heart and mind to learn how to help others unselfishly, regardless of who we are. I sincerely would like you, the donor, and the team, to know that this has left a profound meaning in my life especially to learn how kind and professional the Japanese are. Thank you very much!
24.環境科学研究科1年
私たち学生には、多くの方々の心強いバックアップがあることを改めて実感しました。皆様から頂いた支援は、経済面のみならず、精神面でも大きな支えとなっております。深く感謝いたします。
25.情報科学研究科1年
寄付をしてくださった皆様のおかげで、この緊急事態を乗り越えることができました。私は緊急給付金を受けたのですが、これがなかったらかなり今の生活が苦しくなっていたと思います。本当にありがとうございました。
26.農学研究科3年
In this extraordinary period when the virus harms everyone, for those who want to appease the students’ anxiety, and take positive actions to help us in a crucial moment, I want to say thank you! Thank you very much for your selfless dedication and humanitarian care. These concerns and love made me feel the warmth of this country and society.
27.歯学研究科1年
引っ越してきたばかりで自粛になり、アルバイトができず経済的に不安な生活を過ごすことになりそうでしたが、緊急給付型奨学金を受け取れて少し安心しました。
28.理学研究科1年
I am very grateful for your constant support and I will work very hard to contribute towards the progress of Japan and its society.
29.医工学研究科1年
今回の感染症の影響により、生活費の基盤となっていたアルバイトが制限されてしまい生活に対する不安がありました。それを今回の学生支援パッケージにより、助けて頂きました。本当にありがとうございました。
30.教育学研究科2年
自粛でアルバイトができなくなった間に、暖かく支えていただきたおかげで、私は金銭面における困難を少しずつクリアでき、学業と研究を怠けることなく続けることができました。誠にありがとうございました。
31.国際文化研究科1年
ご寄付をいただき、大変感謝しております。精神的に支えられ、前向きに勉強に取り組もうと思えるようになりました。
32.薬学研究科1年
突然生活様式を変えることになり不安でいっぱいだったが、支援のおかげで以前とあまり変わらずに授業を受けたり研究を続けることができました。ありがとうございました。
33.生命科学研究科1年
こちらの大学院へ入学できたものの、様々家庭の事情やコロナ感染症の影響でかなり生活が苦しかったところ、寄付頂いた方々のおかげで今でも普段と変わりなく勉学に励むことができています。もちろん院まで通うことを許してくれた両親にも感謝をするところではありますが、多くの方のご支援がなければこのような措置を受けることもできなかったのだと思うと、心からの感謝を申し上げたいです。本当にありがとうございました。
34.法学研究科2年
アルバイト収入が減ったり自宅学習の費用がかさんだりして不安な日々でしたが、奨学金のおかげで今後も学業を続けられそうです。 ありがとうございました。
35.経済学研究科2年
父の仕事が激減、母も休業要請される中、私自身もアルバイトを行うことが厳しい状況でしたので、本当に助かりました。ありがとうございます。
36.文学研究科3年
学校から支援金をもらえるのは想像にもなかったです。バイトなど休止で生活費に困っている時に、学校からの支援を受けて、大変助かりました。本当にありがとうございます。


東北大学学生支援パッケージの詳細は「東北大学 新型コロナウイルスBCP対応ガイド(学生支援パッケージ)」WEBサイトにて公開しています。
東北大学 新型コロナウイルスBCP対応ガイド(学生支援パッケージ)WEBサイトはこちら▽


           

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