習字のようにきれいな字を書くことだけが書道ではありません。勢いよく書くこと、繊細に書くこと、筆と墨と紙を使って自分の思いを伝えることが書道です。
私たち書道部の練習の日は週に二回くらい、大勢の部員が大きな部屋に集まって作品の稽古をし、互いの作品にコメントしたり、疲れたらおしゃべりしたり、お菓子を食べながらゆっくりと作品をつくります。一人ひとり自分の個性を文字に表現しています。初心者の部員もかなり多くいますが、そこは慣れている部員がしっかり教えます。
発表の機会は年に五回程度、展示会を開催します。ついこの間の二〇一〇年六月にも展示会を行い、多くの方にご来場いただきました。九月の初めには今年で三回目となる「旧帝展」にも出品しました。書道部を持つ旧帝国五大学、東北大・東大・阪大・京大・九大による合同の書展です。今回は京都で開催されました。
皆さん、普段の生活の中ではあまり書道にふれる機会というものは多くないと思いますが、ぜひ私たち学友会書道部の活動を通してふれあっていただけたらなと思っております。
東北大学学友会書道部部長
文学部2年 伊藤 健斗
東北大学学友会書道部
ホームページ/
http://www.shodo.org.tohoku.ac.jp/
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