「将棋」という言葉を聞いてどのようなイメージを持っていますか?難しそうとか堅苦しそうとかそんなイメージを持っていませんか?
私たち東北大学学友会将棋部は東北大学に所属する団体であり、現在三十名ほどで活動しています。メンバーはというと昔から将棋をやっていた人もいれば、大学から始めた人、強い人、習いたての初心者などさまざまな人がおり、みんな仲良く和気あいあいと活動しています。普段は平日の夕方ごろ新サークル棟内の部室で練習していますが、将棋好きの集まりなので好きな時に好きな分だけ将棋ができる環境です。
大学将棋といえばやはり団体戦ではないでしょうか。七人ないし五人が横一列になり将棋を指す光景はまさに迫力満点です。また会場には団体戦特有の緊張感が漂い、勝ったときはみんなで喜び安堵し、負けた時はみんなで悔しがる、そんなところが団体戦の素晴らしさではないかなと思います。二〇一〇年度の成績は富士通杯(全国大会)四位、学生王座戦(同)四位、春季東北地区大会優勝、秋季東北地区大会優勝などがあります。
また将棋以外にも、春には花見もありますし、秋には芋煮会があります。こんな感じで息抜きができるのも将棋部のいいところですね。
皆さんも将棋始めてみませんか?
将棋部
工学部2年 関 淳志
学生の活動
寮の思い出
明善寮の思い出を語る時に真っ先に思いつくのは「こたつ」です。こたつは、「こたつにみかん」、「猫はこたつで丸くなる」などの言葉にもあるように、日本人に大変馴染み深い暖房器具で、その歴史は室町時代にまで遡るそうです。共同スペースに置いてあるこたつは寮生にとっての中心であり、食事や友人との談笑、試験勉強、そして睡眠と、中には学校から帰ってきてからのほとんどの時間をこたつで過ごす人もいました。
明善寮には百数十名が住んでおり、普通のアパートであれば、これだけいると、いくら同じ建物に住んでいるとはいえ名前も顔も知らないでしょう。しかし、寮には数多くのイベントがあるお蔭か、いつの間にかたいていの人は分かるものです。私が幼い時に、NHKで「一度会ったら友達で、毎日会ったら兄弟だ」というフレーズの歌がありましたが、まさにそんな世界でした。さまざまな学部の学生が住んでいるので試験期間が近くの部屋の仲間と違ったり、バイトの関係で年末帰省しないこともありました。そんな暇を持て余した時には、缶ジュースを片手に寮の中をうろうろしていれば、共同スペースのこたつに見知った顔が誰かしらいるものです。
学生生活ももうお終いですが、これからも寮の仲間とは定期的に会っていくと思います。
工学研究科
化学工学専攻 博士前期課程2年
木村 優也
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