片平キャンパスは仙台の一番町に近く、
お花見処としても知られている

 

 片平キャンパスの北門から入ると、スクラッチタイル貼りの3階建ての本部棟があります。
 この建物は、1934年に建設した元理学部化学棟を大改修したものです。平成16年4月から国立大学法人発足に伴い、学内組織も大幅に変わり、旧事務局が狭くなったため配置を見直す必要があることから、総長室、役員室、総務部、会議室など管理機能を中心とする部分を移転しました。
 この建物は片平丁保存建物となっており、外観保存に留意する改修を行い、東北大学の伝統をかもし出す重厚な佇まいを残しています。
 本部棟の前の広場は、片平キャンパスの桜の名所のひとつであり、春になると一般市民の方々や園児たちが散策に訪れ、桜の木の下でお弁当をひろげ楽しく集う風景も見られます。
 また、記念碑や銅像が多く建てられており、片平の歴史に思いを馳せることができます。
 この建物には平成16年4月からスタートした法科大学院、公共政策大学院も入っています。
 これまでの本部事務局は木造2階建てで、外観はそのままで内部を一部改修した本部別館として、人事部、財務部、研究協力部、国際交流部が利用を続けています。

菅原公美子(広報・情報部広報課)

 

 

この『まなびの杜』は、インターネットでもご覧になれます。
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『まなびの杜』をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の警務員室、附属図書館、総合学術博物館、理学研究科附属植物園、病院の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。
無断転載を禁じます。
『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
伊藤 弘昌 今井 勉 内山 勝 岡野 章一
齋藤 忠夫 田邊 いづみ 仁田 新一
藤井 建人 松原 洋一 山添 康
東北大学広報・情報部広報課
宇部 義彦 菅原 公美子
『まなびの杜』に対するご意見などは、手紙、ファクシミリ、電子メールでお寄せください。
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
TEL 022-217-4817 FAX 022-217-4818
Eメール manabi@bureau.tohoku.ac.jp
この用紙は、再生紙を使用しています。
編集後記

 学外の方々に、東北大学への扉を開ける一助になってほしい。そんな願いを込めて、『まなびの杜』は1998年1月に創刊されました。試行錯誤の末にこぎつけた現在の情報誌スタイルですが、もっとタイムリーな情報を、もっと関心度の高い原稿テーマを、などと少しずつ変えてきたことにお気づきでしょうか。
 編集委員会は、各学部の教授陣と広報課スタッフとで構成され、いわば「手作り」感覚の編集を行っています。「編集作業を学外のプロに依頼した方がいいのでは」という声もありました。実は、教授の方々の労力コストを考えると、毎号、予想以上の経費を要しているのです。しかし、市民の方々へのメッセージ性を大切に、学内の動きに明るい自らが手がけていこうと、現在に至っています。既に7年を数えるこの情報誌の刊行は、忙しい中、慣れない編集作業に取り組む熱意と努力の軌跡なのです。

『まなびの杜』編集委員会委員 田邊 いづみ



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