セミナーの実施

平成23年11月25日

利益相反マネジメント委員会✚医学系研究科倫理委員会合同セミナーの開催について

テーマ 「臨床研究と利益相反マネジメントの今後」
開催日 平成24年1月5日(木) 17時00分〜18時50分
会 場 東北大学大学院医学系研究科第2講義室(定員150名)
講 師 北川 雅一 氏(一般財団法人日本製薬医学会メディカルアフェアーズ部会)
荒川 義弘 氏(東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター副センター長)
対 象 本学教職員、学生、大学関係者および一般
主 催 東北大学利益相反マネジメント委員会、東北大学大学院医学系研究科

開催目的

ここ数年来、大学で実施する、産学連携活動、寄附金および公的研究費などの外部資金による研究活動に関連して、企業等の経済的利害関係に対するマスコミを含む社会からの目は日を追うごとに厳しくなっており、利益相反マネジメント委員会の審査およびマネジメント方法についても、常に社会から説明責任が求められる状況となっている。2011年1月には、日本製薬工業協会において、先に米国オバマ政権で進めた医療保険改革法のサンシャイン条項に倣い、「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を策定、2012年度分から会員製薬系企業が医師や病院等機関に対して行った資金提供について、各社の決算終了後に公開することが謳われている。
 また、厚生労働省では、現在、「臨床研究・治験活性化に関する検討会」にて、グローバルに通用する国際水準を保持した臨床研究の推進のため、平成25年度に改正が予定されている「臨床研究に関する倫理指針」を踏まえ、臨床研究の倫理性と質の向上や利益相反、研究資金等の課題を含めた検討がなされておるなど、最近の臨床研究に関連する国内外の動きは慌ただしく常に変化している。
 これらの臨床研究を取り巻く現状と課題について、利益相反マネジメント委員会と医学系研究科倫理委員会では合同でセミナーを企画した。
 講師には、一般財団法人 日本製薬医学会 メディカルアフェアーズ部会より、北川 雅一氏、東京大学医学部附属病院臨床研究支援センターより、荒川 義弘氏の両氏をお招きする。
 北川氏からは、医師等が臨床研究を実施する際の資金源の流れと透明化について、日本製薬医学会のお立場からご講演いただく。また、荒川氏からは、国際水準レベルの臨床研究の倫理性と質の向上を踏まえた臨床研究の実施と活性化するための方策等について、東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター副センター長としてのお立場も含め、ご講演いただく。

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