東北大学が第1位
このたび、経済雑誌『アジア・ウィーク(1999年4月23日号)』が掲載した「アジアのベスト大学1999」で、総合大学部門での第1位に東北大学、第2位に京都大学がランクされました。
『アジア・ウィーク』は、香港で編集・発行され、アメリカの『TIME』誌の姉妹誌にあたる、アジア地域の代表的な英文ニュース週刊誌です。
同誌では、毎年春に「アジアのベスト大学」特集号(今回3回目)を出しており、アジア地域各国の重要な大学を調査し、比較紹介しています。
それによれば、東北大学は1907年に創立された西洋スタイルの初めての研究大学であり、また、さまざまな意味での先駆者で、早いうちに女性に門戸を開放した大学であるとして紹介されています。
さらに、東北大学は、入学制度の改革に取り組んでおり、工学部・歯学部では、受験生をペーパーテストで評価するだけでなく、論文や面接試験に重点を置き選抜すべきだと主張していること、教育面では、国際的に能力のある学生を教育することが重要であり、ただ単に英語の流暢さだけではなく、チャレンジ精神が旺盛で偏見をもたず、創造性を引き出す努力をすることが重要だとし、非常に熱心に教育が行われていることが報告されています。特に他大学との違いとして、先端研究が活発に行われている大学であるとして言及されています。