文学部教授 玉懸 博之
この「まなびの杜」は、インターネットでもご覧になれます。 アドレス http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/ ※バックナンバーもご覧になれます。 ●「まなびの杜」をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の守衛室、附属図書館、理学部自然史標本館、附属植物園、病院(医病・歯病・加齢研病院)の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。 ●「まなびの杜」に対するご意見等は、手紙、ファクシミリ、電子メールでお寄せください。 〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 「東北大学総務部広報調査課」 TEL022-217-4815 FAX:022-217-4818 Eメール manabi@bureau.tohoku.ac.jp ●無断転載を禁じます。 ●「まなびの杜」は3月、6月、9月、12月に発行する予定です。 |
●編集後記 文学部では今年度の大学院入試のポスターに「若者よ、学びの杜へ」というフレーズを大書しました。『まなびの杜』を、東北大学と杜の都仙台のアイデンティティーの一翼を担う大きな杜に育てていきたいものです。3月には、阿部次郎ら、東北大学関係者も焦点となる仙台文学館が開館しました。学都仙台の歴史と文化をかみしめる好機です。 幸い、前号でも紹介した東北大学出版会の『父 阿部次郎』が大変な評判を呼んでいます。頁をめくりながらあらためて痛感するのは、向山の東洋館などを舞台に、戦前の帝国大学の時代には、阿部先生と医学者の熊谷岱蔵元総長や原龍三郎・木下杢太郎先生らとの交友をはじめ、学部横断的な交流が活発になされていたことです。総合大学・東北大学の原点、学都仙台のベル・エポックをかいま見る思いがいたします。 専門分野の著しい現代においてこそ、領域横断的な総合的な知性が求められています。本紙が、市民とキャンパスを結び、さまざまな知的越境と交流を刺激するメディアとなることを願ってやみません。 まなびの杜編集委員 長谷川 公一 |