江沢民主席から直筆の漢詩を手渡される阿部総長
たんふう
丹楓火に似て秋山を照らす
へきすいとこし
碧水長えに流れる廣瀬川
かつ
み
且は看ん空に乗り萬里を行くを
とうえい
ういき
よしみ
東瀛と禹域とその誼は相伝えるべし
紅いもみじが火のように秋山に照りはえ、碧々とした水が長えに廣瀬川に流れる。
ここで昔を思い起こせば、唐の長安で阿倍仲麻呂と王維や
李白の詩人たちが親しく付き合った交流の詩がある。
その日本と中国の友誼は、子々孫々に伝えていこう。
(訳 阿部兼也東北大学名誉教授)