学際科学国際高等研究センター
キャンパス散策
 
 青葉山の上、街路樹の並ぶ工学部エリアの西の奥に学際科学国際高等研究センター(通称「学際センター」)はあります。学際センターでは、個別の学問領域にとらわれず、複数の研究科・研究所の研究者が協力して新しい研究の「芽」(萌芽的学際研究)を探索し、また、将来の発展・展開が期待される研究を行っています。研究スペースと設備を提供し、必要な人材を集め、新しい分野を切り拓く…それが学際センターです。
 学際センターに集う教員の専門は、工学、理学、医学、薬学、農学、経済学、言語学…とさまざまで、東北大学以外の大学や企業の研究者、海外の研究者とも一緒に研究を行っています。エネルギー、情報・認識、人間・知性、地域・環境、生命・健康、自然・宇宙の6つの領域については、専任教員のグループが既に国際的な研究成果をあげています。
 建物の中にはオープンスペースが多く、明るく開放的な雰囲気で、研究者間の交流の機会やスペースも準備されています。
 2006年4月には、同じ建物の中に、全国から幅広く大学院生や研究者を受け入れ、国際的に通用する若手研究者を養成するための機関「国際高等研究教育院」も作られました。
末光 眞希(学際科学国際高等研究センター教授)
http://www.cir.tohoku.ac.jp/

この『まなびの杜』は、インターネットでもご覧になれます。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/
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編集後記
このごろ、「コラボレーション」という言葉を聞くことが多いと思います。これは、持てる力を合わせて一緒に取り組み、成し遂げることです。一人の力でできることは限られており、どんな領域でも、力を合わせることはとても重要です。大学では、さまざまな専門領域の人たちがいますが、組織として力を合わせやすいようにする工夫もあります。今回「キャンパス散策」で紹介されている学際科学国際高等研究センターもそのような組織の一つですし、「地域と大学」というシリーズでは大学の持てる力によるさまざまな形の社会貢献を紹介しています。大学に進学した人たちは、力を合わせて良い仕事を成し遂げることを学んでいきます。学びの場は教室だけに限らず、クラブ活動も学生にとって大切な場です。2006年、東北大学のサークルは鳥人間コンテストで優勝しましたが、この学生たちも輝かしい「コラボレーション」の成果を見せてくれました。新しく入ってくる若い力が寄り合い、これからも良い成果をあげ続けることを願いますが、『まなびの杜』がそのための一助になることを願っています。
『まなびの杜』編集委員会委員 堀井 明
『まなびの杜』をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、 星陵、雨宮)の警務員室、附属図書館、総合学術博物館、植物園、病院の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。      
無断転載を禁じます。
『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
伊藤 弘昌 内山 勝 岡野 章一 川名 洋 齋藤 忠夫 佐藤 伸宏 高井 俊行 田邊 いづみ 堀井 明 山添 康
東北大学広報部広報課 高橋 豊志 横尾 めぐみ
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