文化部プロフィール1

「東北大学邦楽部」

 お正月になると街中にあふれる、琴・三味線・尺八の調べ。その音色に誰もが忘れていた「和の心」を思い出すことでしょう。私たち東北大学学友会邦楽部も、耳にした方が和楽器の奏でる音の美しさに気づくような演奏をめざして日々練習に励んでいます。その成果の発表の機会は、年2回の演奏会をはじめ、「お弾き初め」などの部内発表会が中心です。ここ数年は、9月に行われる定禅寺ストリートジャズフェスティバルにも参加し、また各種イベントでも有志が演奏を行って、聴衆のみなさんの好評を得てまいりました。
 邦楽部では前述した3つの楽器のほか、近年流行の津軽三味線や、篠笛(しのぶえ)・太鼓などの演奏にも取り組んでおります。それらを組み合わせて1つの曲を仕上げる喜びは、筆舌に尽くしがたいものです。演奏会では、曲に合わせて衣装を考えることも、楽しみの1つとなっています。
 純和風の古曲だけが邦楽ではありません。クラシックを演奏することだってできます。古さと新しさが共存するのが邦楽の魅力です。伝統に裏打ちされた新しさ、その魅惑的な調べにきっとみなさんも魅了されることでしょう。

                         (学友会邦楽部代表 白澤 明子)