この度、入学前海外研修の機会を実現してくださった寄附者の方々へ感謝申し上げます。このような貴重な経験を積ませて頂いたこと、大変有難く思っています。
カリファルニア大学リバーサイド校におけるCultural Studiesでは、多文化・多民族理解をテーマに学習を進めました。授業では、identityとアメリカ文化の捉え方について考えたり、博物館の見学に備えてキーワードについて予習したりしました。Museum of Toleranceの見学では、これまで知らなかったWWⅡ前後の暗い歴史を深く学ぶことができたと感じます。ヒトラーの洗脳、ユダヤ人の困難、キング牧師の活動は、どれも自分にとって衝撃的でした。Erin先生の親戚をゲストスピーカーに招いた講話では、日系アメリカ人の強制キャンプでの劣悪な環境など痛ましい経験を聞くことができました。Japanese American Museumで見聞きしたものも信じ難いものでした。渡米した一世や日系アメリカ人が直面した現実の残酷さをよく知ることができたと思います。他にも文化による価値観や慣習の違いについてのレクチャーや、ネイティブアメリカンの方のお話、UCRのセンターについての調査とプレゼンテーションを通して学ぶものも大変多く、充実した研修になったと感じます。週末のロサンゼルスツアーやディズニーランド、UCR学生との交流、現地の高校生との交流もまた印象的であり、今回の研修に欠かせない要素だったと振り返ります。
今回、文化の差異や歴史背景についての理解を深めると同時に、英語力を向上させることができました。自分の世界観を広げることもできたと感じます。今後の大学生活では、この研修で学んだことを活かして積極的に留学プログラムに参加し、将来的にグローバルリーダーになることを目指し精進して参ります。