納涼祭お手伝いの様子
私たち東北大学陸前高田応援サークルぽかぽかは、東日本大震災後毎月1回程度陸前高田の仮設住宅や公営住宅、公民館への派遣を主に行っている団体です。訪問先では足湯・手芸活動を主として、活動先によっては料理企画や子供支援活動など、学生と住民さん方の交流、また、住民さん同士の交流を生む活動をしています。本報告ではそのうち夏の2つの派遣についてお伝えします。
●8/6~11(火~日)
活動人数はのべ22人で、陸前高田の恒例行事「動く七夕祭り」への参加、公営住宅4つ、仮設住宅1つでの足湯・手芸活動に加え、お茶会・ごはん会等を行いました。また、いつも活動でお世話になっている和野地区の公民館での子供企画、震災後にできた高台地域での流しそうめん等も行いました。
動く七夕祭りでは、今年も山車の装飾・組み立てから当日のお祭りで山車を引くところまでを住民さんと一緒に行いました。公営住宅、仮設住宅での活動では住民さん方に大変喜んでいただき、ある公営住宅での活動では参加学生に震災時の自身の経験談をされる住民さんもいらっしゃいました。子供企画も、子どもたちと夏休みの宿題をした後、流しそうめんやBBQ、水風船などをして一緒に遊びました。高台地域での活動は初の試みでしたが、住民さん方からは大変好評で、ある住民さんからは「今年中にまた来てほしい」との声もいただきました。
●8/23~25(金~日)
活動人数は9人で、陸前高田米崎町にある「みちくさハウス」での子供支援の活動、和野地区での納涼祭の運営・参加、公営住宅1つへの派遣を行いました。
みちくさハウスでは、まずやって来た子どもたちと宿題をした後、屋外で鬼ごっこや虫取りをして一緒に遊び、納涼祭ではテントや装飾、舞台の設置などの準備を行い、お祭りの間は調理のお手伝いを行いました。公営住宅での活動では、風鈴作りとBBQを行いましたが、風鈴のデザインなどについて話が盛り上がったり、ある住民さんがBBQのために自宅から鮎を持ってきてくれたりと、私たちの活動を歓迎してくださり、活発な交流を生むことができました。今回の公営住宅でのBBQは前回派遣で住民さんから要望があったもので、住民さんからのニーズを生かすことができた派遣となりました。
頂いた助成金は、上記のように陸前高田に向かう際のレンタカーなどの移動費に使用させていただきます。この度はご支援いただき誠にありがとうございました。