言語学の小泉政利准教授が基盤研究(S)のプロジェクト代表者として、マヤ諸語の文処理過程についてガテマラ・マヤ言語アカデミーとの共同研究を主宰している。言語学の小泉政利准教授が基盤研究(S)のプロジェクト代表者として、マヤ諸語の文処理過程についてガテマラ・マヤ言語アカデミーとの共同研究を主宰している。 |
文学研究科 |
グローバルCOEプログラム「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」の実施による研究成果として、同プログラムGEMCジャーナルとして第4号(英文)、第5号(和文)が刊行されるとともに、プロジェクト研究成果シリーズとして、3冊の出版物が刊行された。 |
法学研究科 |
滝沢紗矢子准教授の著書『競争機会の確保をめぐる法構造』(有斐閣、2009年)が第15回大熊健一郎賞(2010年)および第6回商事法務研究会賞(2010年)を受賞した。 |
「第7回(平成22年度)日本学術振興会賞(2011年2月)」受賞の松田安昌教授による「時空間統計学の理論と空間計量経済学への応用」は本学としても誇るべき研究成果である。 |
経済学研究科 |
トムソン・ロイター社によって、過去10 年間の全世界の地震学者(30,670 人)の中のトップ10 に、当該部局教授の3 名が選出された。 |
理学研究科 |
平成22 年度は、紫綬褒章、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)、同若手科学者賞2名、第51 回藤原賞など、合計48 件の受賞・受章があった。 |
腎高血圧内分泌学分野・伊藤教授ら、アンジオテンシン受容体拮抗薬が2型糖尿病患者で腎症の発症を抑制することを世界で初めて実証し、New England
Journal of Medicine(IF:53)に発表 |
医学系研究科 |
呼吸器病態学分野・貫和教授ら、遺伝子診断を基にした肺癌の個別化分子標的治療を確立し、New England Journal of Medicine
(IF:53)に発表 |
医化学分野・山本教授は、北米トキシコロジー学会からアジアからは初の”Leading Edge in Basic Science Award”を受賞。 |
細胞組織学分野/人体構造学分野・出澤教授は、文部科学大臣表彰(科学技術部門)を受賞。 |
病理診断学分野・笹野教授は、Lnx Pharmaが制定している「権威ある乳癌領域の診療/研究」のトップ20に欧米以外では唯一、選出。 |
東日本大震災に際して、犠牲者の身元確認、被災地巡回診療などに多くの歯科医師を派遣した。また、口腔ケア関連の支援物資を全国から確保して被災地に提供した。 |
歯学研究科 |
上海交通大学の2010年大学ランキング「工学分野」で、25位という日本の大学では最高の評価を受けている。 |
工学研究科 |
全国発明表彰内閣総理大臣発明賞、産学官連携功労者表彰「文部科学大臣賞」等研究成果に対して多くの受賞がある。 |
国家的戦略である「レアアース」関係の技術開発では、NEDO の「希少金属代替材料開発プロジェクト」に積極的に参加し、2つの重要な成果を挙げている。 |
文科省「最先端研究基盤事業」に植物科学最先端研究拠点ネットワーク(本学を含む9大学等で形成)から申請した「低炭素社会実現に向けた植物研究のための基盤整備」が採択され、東北大学拠点では「バイオマス特性機能解析」を担当し、全国共同利用の準備を進めている。 |
農学研究科 |
飯島記念食品科学賞、日本女性科学者の会奨励賞、日本酸化ストレス学会学術奨励賞、日本政府観光局国際会議誘致・開催貢献賞、井上研究奨励賞を教員が受賞し、大学院生2
名が国際会議でのポスター賞を受賞(平成21 年度6 件受賞)、また、名誉教授が、瑞宝中綬章を受章した。 |
平成 22年度には、マイクロソフトリサーチ日本情報学研究賞、MIRU長尾賞、船井学術賞、計算IBM科学賞、IEEE Information Theory
Society Paper Award、日本ソフトウェア学会基礎研究賞など、研究科若手教員の著名な研究賞の受賞が相続いている。 |
情報科学研究科 |
レスキューロボットをはじめとする各種ロボットの視覚認識とその視覚情報にもとづく行動制御などにおいて研究成果を上げ、世界的に高い評価を得ている。その成果をもとに極限ロボティクス国際研究センターの設立が現実のものとなった(平成23年度設立予定)。 |
最先端・次世代研究開発支援プログラムでは、研究科として応募を奨励した結果、有資格者の約半数の15 名が応募し、4 名が採択された。 |
生命科学研究科 |
日本学術振興会賞受賞、日本植物学会奨励賞受賞、日本動物学会奨励賞受賞、文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞(2名)など多彩な賞を受けた。 |
筆頭または責任著者としてScience (2011) 2 報、Nature(2010)、Nature Communications (2010)、Neuron
(2011)、Current Biology (2010)2 報、PNAS(2010) 2 報、Nature Cell Biol.(2011)、PNAS
(2011)、J. Cell Biol. (2011) の論文成果があった。 |
平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」、国際超音波治療学会(ISTU)の"The William
and Francis Fry Honorary Fellowship Award"、日本臨床神経生理学会第12回奨励論文賞などを受賞した。また、世界的に重要な貢献をした1000の論文「Faculty
of 1000 Medicine」の一つに選ばれた論文がある。 |
医工学研究科 |
東北大学の材料科学分野の被引用数合計は、平成21年度に引き続き世界第3位にランク付けされており、そのHighly Cited Papersのうち71%を金研教員が占めている。同様に東北大学の物理学分野の被引用数合計は21年度と変わらず世界第10位にランク付けされているが、そのHighly
Cited Papersの28%が金研教員であり、世界最先端の研究が「基礎」と「応用」を車の両輪として推進されている。 |
金属材料研究所 |
レアメタルフリーで約95%のFeで構成されるナノ結晶軟磁性材料の開発に成功、磁性絶縁体における「スピンゼーベック効果」の発見とその応用による絶縁体からの熱電発電に成功、光誘起による有機絶縁体の金属相転移現象の観測に成功、スパコン活用で磁性発現機構の根源的理解に成功するなど、エネルギー・環境・ICTの革新につながる成果を上げている。 |
平成22年度に、最先端・次世代研究開発支援プログラムに4件採択されたこと、さらに総額1億円以上の大型プロジェクト14件(JST-CREST 2件、NEDO事業1件を含む)が
採択された。 |
平成22年度において、「第7 回(平成22 年度)日本学術振興会賞」、「第7 回(平成22 年度)日本学士院学術奨励賞」をはじめ金研教職員が26件の学術賞を受賞している。また、大学院生への表彰である「第1
回(平成22 年度)日本学術振興会 育志賞」を金研・研究部門在学生が受賞している。 |
スマート・エイジング国際共同研究センターでは、前年度末に設置された脳磁計測装置が稼働を始め、これまでに整備してきた3T-MRI 装置、動物用7T-MRI 装置などと合わせて、名実ともに世界屈指の脳イメージングセンターとして、「脳の発達・加齢研究」を加速させている。 |
加齢医学研究所 |
電磁非破壊評価法に基づく鋳鉄材質評価の研究プロジェクトでは電磁的手法を利用して基地組織およびその強度を非破壊、非接触で評価する手法を確立した。この成果は、鋳鉄品の全数検査の実現に寄与し、鋳造業の振興に寄与するものと期待され、平成22
年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞した。他のプロジェクトも多くの受賞として結実している。 |
流体科学研究所 |
情報通信分野における日本で唯一の国立大学附置研究所から全国共同利用・共同研究拠点へと発展させて、次世代情報通信システムの実現に向けた研究開発を推進することにより、基盤研究(S)や特別推進研究等により研究推進を行い、
512値の超多値光伝送など多数の成果を収めている。 |
電気通信研究所 |
国際共同研究活動として、日本学術振興会 先端研究拠点事業-拠点形成型-「超高速光通信に関する拠点形成」により、各機関の最先端デバイス技術を結集し、単一波長1.28
Tbit/s の525 km 長距離超高速伝送に世界で初めて成功した。 |
社会的課題にこたえるセンターと基盤的な研究を行なう部門が協力することにより成果を挙げている。平成22年度は新たにサステナブル理工学研究センターが発足し、経済産業省のレアメタル研究拠点の誘致に貢献した。また、窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センターの研究では文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しているほか、最先端・次世代研究開発支援プログラムにも採択されている。他方、基盤的研究部門においても、文部科学大臣表彰科学技術賞その他多数の受賞があるほか、「エルゼビアSciVal」による世界をリードする研究として評価されるなど、研究成果が高く評価されている。なお、研究所全体で各賞の受賞数は36件で、高い水準を保っている。 |
多元物質科学研究所 |
東北大学機関リポジトリ(TOUR)のコンテンツの拡充を進め、全国第5位の登録件数となった。また、教育・研究成果の利用は平成22 年度前半期だけで270
万件を超え、ダウンロード件数としては全国第1 位となっている。 |
附属図書館 |
日本では2番目の心肺同時移植施設認定に向けて、申請を行った。 |
大学病院 |
呼吸器外科学(近藤教授)は平成22年4月から平成23年3月までの1年間で、脳死肺移植10例(国内29例の34%)を担当し、良好な成績を得ている。 |
カムランドでの原子炉ニュートリノ観測によるニュートリノ振動の精密測定により、世界最高精度でニュートリノ質量情報を与えるとともに、第3 の振動に対するヒントを与えた。 |
ニュートリノ科学研究センター |
芳賀満教授がウズベキスタン共和国学術アカデミー考古学賞を受賞(平成23年6月15日)した。 |
高等教育開発推進センター |
東北大学とNTT との連携協力協定に基づき、平成22 年度第4 四半期から教育情報基盤センターがNTT サイバーソリューション研究所と共同で教育系ディジタルツールの研究開発を行っている。教育と情報技術が重なる領域を専門とする関係学部・センターの本学教員が結集して取り組んでいる。 |
教育情報基盤センター |
平成19年度からの「希少金属代替材料開発プロジェクト」の成果が高く評価されており、平成24年度以降の希少金属に関する研究を創設すべく国及び関係各所と協議している。 |
未来科学技術共同研究センター |
半導体、材料科学、生命科学分野の研究において、ISIの論文被引用数のレベルは極めて高く、特にESIの2011年7月の発表では過去10年間に材料科学分野で高被引用論文に認定された論文が1編あった。また各研究成果により、Intermag国際会議ベストポスター賞、日本金属学会の論文賞、平成22年度科学技術分野文部科学大臣表彰若手科学者賞、平成22年度河北文化賞を受賞している。 |
学際科学国際高等研究センター |
文科省仙台知的クラスター創成事業(H19~23)、サイバーサイエンスインフラストラクチャ:CSI事業(H17~)、科研費基盤研究(S)(H21~25)、JST-CREST事業(H21~24、H23~29)、JST先端計測分析技術・機器開発事業(H18~H24)など、優れた研究活動が推進されている事は高く評価される。 |
サイバーサイエンスセンター |