【工学部 4年】
電子情報通信学会技術研究報告(以下、信学技報)について最新のものが閲覧できず困っています。
信学技報については工学分館において冊子体で発行されているものまでは所蔵されているものの、完全電子化された近年のものは技報アーカイブという電子ジャーナルでしか閲覧できず、最新の学術動向や情報を得るのに難儀しています。それぞれの技報を閲覧するのにもお金がかかり大きな負担となっています。特に工学部・工学研究科では信学技報を利用する研究室も多いと思われ、個別精算となっているがために、大学全体として払っている総額は多くなっているのではないかと懸念されるほどです。
ぜひ技報ジャーナルの契約を大学ないし部局として行い、最新の信学技報の閲覧を可能にしていただきたいです。
【附属図書館総務課情報企画係より】
いつも図書館をご利用いただき、ありがとうございます。
ご要望いただいた信学技報につきまして、信学技報を刊行している学会に確認したところ、研究会当日に閲覧可能となる最新号のダウンロードは個人の契約でのみ可能となっており、図書館のような機関で購読する方法はございませんでした。ご了承ください。
研究会終了後1ケ月後から閲覧できる「技報アーカイブ」は機関契約が可能ですが、利用アーカイブの研究分野数や利用者数が多くなると料金が高くなる価格設定で、全学の学生・教職員に利用される図書館での導入は、最低でも年間約190万円(概算値)と高額で、現時点
では予算の都合上、直近の契約は難しい状況です。今後は予算の確保等を継続して検討を進めて参りたいと存じます。
なお「技報アーカイブ」はユーザーを限定した小規模で安価な契約方法もございますので、もし研究室等でのご利用を希望される場合はご所属の研究室の教員の方へご相談くださいますようお願いいたします。
図書館では例年4月頃に全教員を対象として翌年度の購読希望雑誌の調査を実施しており、研究室で購読する雑誌の導入に関しても、随時ご所属の部局の担当館(工学部の場合は工学分館)でご相談を承ります。
ちなみに「技報アーカイブ」は電気通信研究所図書室で現在契約中につき複写取寄せや直接来室しての利用(図書室職員による代行検索)が可能です。詳しくは電気通信研究所図書室へお問い合わせください。