【工学部 ２年】
標記の件について、以前の学生の声には、
「コース分けや研究室配属等については、各学部等においてルールを定めており、そのルールに従って配属が決められております。
今回、学生の配属先を決めたことに関する説明が不十分だったとのご指摘を受けて、各学部等に対して、配属決定に係る情報は学生にきちんと開示するよう指導いたしました。
コース分けや研究室配属等は、学生のみなさんの進路に関わる非常に重要な事項と認識しております。
配属等のルールをきちんと明示し、 配属決定に係る情報は開示するよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。」
とあります。https://www.bureau.tohoku.ac.jp/gakuseishien/gakuseinokoe/3315-1682379884.html
しかし、工学部の機械知能系の教務課にコース配属や、研究室配属の基準について、問い合わせたところ、
「配属決定に係る情報の開示について確認し、
具体的な割合や算出方法の公開について検討いたしましたが
下記の理由のため、非公開とすることとしました。
なお、教務課教務係にも下記理由にて、
非公開とすることは問題ない旨確認しております。
機械知能・航空工学科ではコース配属・研究室配属時に別添のとおり、
累積GPAに学修レベル認定制度（ジャンル1、ジャンル4）の点数を加え総合的に評価しています。
工学部ではレベル認定制度を導入しており、学修レベル認定制度の結果そのものが卒業に影響することはありませんが、
学修する意欲を高めることと、教育の付加価値を高めることを目的としております。
コース・研究室配属の際のそれぞれの具体的な割合・算出方法を公開することにより、
機械知能・航空工学科の教育目的や学習レベル認定制度の趣旨とは異なる、
コース・研究室配属を目的とした学修となってしまうことを避けるため、非公開とさせていただきます。
配属決定については、機械知能・航空工学科においても重要な事項と認識しており、対象の学生にご理解頂くことも必要と考えております。
ご希望に添えず、大変申し訳ございませんが、 今回の問い合わせに対しての回答は以上となります。ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。」
とあります。これについて、単純に公開非公開の指針について矛盾があると思うのですが、いかがお考えでしょうか。
また、コース・研究室配属を目的とした学修を避けるためとありますが、本学に入る目的が特定の学科の特定の研究室に入るというものであったり、この先生に師事したいといった場合（私もその1人ですが）、不本意な研究室配属をされたときに、受け入れられるとは思えません。他の例ではありますが、専門科目の研修Iでは研究室の選定がくじにより行われ、私の志望順位に入っていない研究室に決定され、かなり意欲が削がれました。
機械知能系の教務の方からの返信には学修する意欲を高めるためとありますが、具体的な基準を示すだけでも意欲は高まると思います。
ご検討のほど、よろしくお願いします。
【工学部・工学研究科機械・知能系教務担当より】
このたびは、ご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
現在、学生の皆さまには、コース配属および研究室配属の評価時期や方法について毎年、年度開始時に実施するガイダンスを通じてお知らせしております。その内容は、ガイダンス資料内の『機械知能・航空工学科学生に対する成績評価法』という文書に記載しておりますので、ご覧ください。また、研究室配属に際しては、事前に学生一人ひとりに希望研究室調査を行い、その結果も考慮した上で配属研究室を決定しておりますことも併せてお知らせいたします。
なお、教務課からの２０２３年４月の回答に記載されている『学生にきちんと開示するよう指導いたしました』については、詳細な割合や算出方法を具体的に示すことまでは求めていない旨、ご理解いただけますと幸いです。
いただきましたご意見を真摯に受け止め、教育目的を大切にしつつ、今後も方針の見直しや改善に努めてまいります。