片平キャンパスの南端に、1930年に竣工した近代建築が残っています。
21世紀情報通信研究開発センターは、スクラッチタイルの渋い外壁と、
押しつぶしたような浅いアーチのトンネルが建物を貫くのが特徴です。
もともと仙台高等工業学校の施設だったことから、キーストーン(要石)
にSKKの頭文字が刻まれています。一方、これは鉄筋コンクリート造で、
ガラス窓を大きくとった近代建築だとも言えます。
現在は工事中ですが、覆いがとれたら、古さとモダンさの両方を兼ね備
えたデザインを味わってください。
(文と写真:萩友会広報委員 五十嵐 太郎) |